物凄い久しぶりの書き込みですが、あまり気にしてない愚か者の某195ことピザ萬です皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ある恐怖物があります。
俺自身好きな恐怖物なのですがある人気作家が造った、あるキャラクターが居た。
作家自身、そのキャラクターで人気を得て大作家の道を歩いてるわけだが、固定概念に縛られるのを恐れそのキャラクターのシリーズを完結させようと、シリーズの最終章でキャラクターを死なせたのだった。
その原稿を出版社に届ける道すがら、彼は事故を起こした。
折りしも真冬の山道のなかで起きた事故は、誰の目にも触れられずに…作家は彼のナンバーワンのファンと称する元看護婦の女性に命を助けられた。
献身的なその女性のおかげで作家は元気を取り戻した。足を骨折したせいで動けない作家の代わりに彼女は、外にでて買い物をし、作家を優しく労わっていた。
彼女は、作家が抱えていた原稿が気になる様子だった。作家の熱烈なファンである彼女は、作家に自分が一番にこの原稿を読んでいいのか訊き、作家は快くそれを承諾した。
ここまではどうでもいい。いや、どうでもよくねぇ。どうでもいいのだけど、ここら辺は序盤というか、その、何だ、状況説明みたいな物だから(ry前置きといえばいいのだ。彼女は、作家の原稿を読み進めた。
読み進めながら、途中の感想を作家に伝えた。
「素晴らしいわ」
「これはあなたの最大の傑作になる」
「こんな最高の物語が読めるなんて、あたしはなんて幸せ者」
喜んでくれるファンの生の声に、作家は悪い気はしなかった。
状況が豹変したのは、物語が終盤となったときだった。
今まで続いていたシリーズの、あろうことか主人公が死んだ。
彼女が愛してやまない、キャラクターが消滅した。
いや、違う。消滅させられた。
あの作家のせいで。あの作家が。自分の愛するキャラクターを殺した!彼女は激昂した。
そして、作家にやり直しを要求。キャラクターを生き返らせることを望んでいることを伝えた。
しかし、作家は自身の作り上げた作品の変更を拒んだ。
彼女は、狂ったように泣き叫び、作家に向かって喚いた。
「作り直さないと、殺してやる!」何をするか分からない彼女に、作家は戦慄した。
彼女は、作家の目の前で忌むべき原稿を燃やした。自らが作ったものが目の前で燃やされた作家は、ただ絶望するしかなかった。
ベッドから動けないように、彼女は作家の治りかけの足を折り、脅し続けた。
作家は逃げるチャンスをうかがいながら、彼女の顔色をうかがいながら、原稿を書き続けた。
彼のナンバーワンのファンである女性は、もはやファンではなく、作家の命を脅かす敵となった。
作家は罠を仕掛けた。
その罠のなかに、彼女が入ったとき、
彼は彼女の前で書き上げたばかりの原稿を燃やした。悲鳴、怒号、号泣。自分の思い通りに作り上げられた作品の灰を、彼女は狂ったようにかき集めだした。
その彼女に対して、作家は冷たく言い放つ。
「自分で作り上げたものが灰になる気分はどうだね?」細かいところは忘れました?フワ?。
最後は作家が彼女を殺して、脱出してめでたしで終わるんだけどね。
おっとネタばれ注意。おせぇよ!て、アレ?
なんか、最近これと似たようなことを見た気がするような…
………
…もしかしたら…やってること同じじゃね?コワ!お解りいただけた方はいるかな?
言わずもがな、女の子がいっぱい出てくる
某アイドル育成シミュレーションゲームの続編の騒動ですね。
自分は幸か不幸か、キャラ萌えというものに縁がありません。
どっちかというと不幸っぽいよなorzあの作品は自分も大好きで、それを人に言うと
「キャラ萌えしないでどこにはまる?」と訊かれます。
もっともなご意見過ぎて、ぐうの音も出ないかというと、
そうでもなかったりしちゃったりなんかして。自分がはまったのは、
歌と世界観。
歌がいいなぁ…と思って、とりあえず最初にアニメを見てみるかと、ロボットアニメを見て。
ロボットアニメがとりあえず、割と出来のいいSFとして作られていたので、えらく気に入りまして。
DVDまでそろえてしまう始末。で、どこぞのポータブル版をやって。
俺が太刀打ちできないほどの
ガチなシミュレーションであることに愕然とし、売りであるライブシーンも拝めず、リセット繰り返してやっと進める体たらく。
そして進めるほどに、彼女たちと主人公の間に、恋愛とは違う何か別物の「絆」が生まれていく。
それは、結果的には「愛」に収まることはあるけど、互いにプロとしてのし上がっていく過程で生まれた、
絶対的な信頼感。苦難を乗り越えたもの同士が感じることのできる、仲間意識。
これは燃える!某デーエス版では、アイドル自身が頑張るアドベンチャーと聞き、更に
男が紛れ込んでると知って購入決定。
いいぞ!燃える!総決算的なベスト版CD、今までの全ての絵を網羅した画集。
そこで、第弐弾の発表。
同じものを出されてもつまらない。今まで幾多の作品も、どれも感触が違うものばかり。
どんな新しい世界で、どんな絆を見せて俺を燃えさせてくれるのか。
で、あの、発表。
知ったとき俺はガッツポーズ。予測不可能!これはどんなだ!すげー楽しみ!しかし、ネット上では非難の嵐。
…はっきり言うと、俺自身には、どれも理解できないものばかり(汗
アレードウシテミンナ、オコッテルノカ?
自分が少数派であることは認めるがな!マイノリティ・リポート!作家を脅して、自分の望むものを書かせる女性って、怖いよね?
激怒してる人、
はっきり言って怖いです。事実は小説より奇なりとはうまく言ったものです。
先に書いた恐怖物より、
メチャクチャ怖いです。プレイできるキャラが4人減りましたが、その代わり出来るキャラクターが3人増えてる。
今まで無かった敵キャラも出てきて、更に新しい世界が広がる予感。
ワクワク出来る要素はたくさんあります。
今まで仲間だった彼女らと果たして戦うことになるのか?
新要素によって、どのような進み方になるのか?
男性キャラと、どのような関係を築き、そして主人公とどういう絆を見せてくれるのか?
CGが一新されたとはいえ、大幅に変わる様子を見せなかった第弐弾。
しかし、あの発表で、新しい世界観を見せてくれることにワクワクして、俺は購入を決めています。
作家を脅し続け、自分の望む世界を手に入れた彼女は、最後
ファンとは別物となり作家に殺されました。
この物語のなかでかかれることは、作り手としては非常に恐れるものなのです。
かのジョンレノンも、ナンバーワンのファンに殺されました。
落ち着こうよ、という感じです。
でないと…
ファンとは別物になってしまうぞ。 今回落ち無し!ゴメン!
- 2010/10/07(木) 08:15:00|
- 未分類|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
長文になります。
私はどちらかといえば共感を感じる方です…当のゲームはやってなかったので本件自体は他人事ですが、
別のゲームシリーズで三作連続で酷く劣化していく様を、
そしてまた別のネットゲームであまりの劣化にサービスが即死する様を一回、目の当たりにしています。
後者においては私は実際に(βテスターとしての投書ですが)劣化を止めようとしました。
このままじゃ春まで持たない、と警告して、それでも劣化バージョンアップは行われて、そして本当に春まで持ちませんでした。
悲しかった…。
大抵、ファンが愛しているのは作品です。製作者じゃありません。生んだ方ではなく生まれ落ちた方です。
製作者も普通ならファンより作品をまず愛しているものじゃないでしょうか。
立てられるべきがあるとすればファンでもなく製作者でもなく、一作目です。
製作者とファンと、あるいはファン同士でも「どのように前作を立てるか」も違って当然だと思いますが、
愛する形と違った時、まだ手が届くなら変えようとするのは必然かと思います。
製作者とファンの間にあるのは「すぐ手が届くか否か」の違いだけです。
発売前というだけでまだ手が届く、間に合うと言えるのかはまたファンによるでしょうが。
恐怖物についてですが、私には、その女性が怖いのは凶行に及んだその一点だけです。
不幸だったのは、文字通り手の届く所に作者が来てしまった事、そして女性の作品愛が強すぎた事あるいは凶行に及んでしまう軽はずみさと、
作者に作品愛が無かった事です。
説明を聞く限り、作者に作品愛はありません、「作者といえばこのキャラクター」という概念を嫌ったのですよね。
例えば作者が亡くなるほどの長期連載もので、死後後継者が力不足で作品を汚さないよう最終回を描いておく…等の作品のための死とは違いますよね。
少なくとも女性よりは作品愛に遠い理由で、女性と同様に作品を好きなようにしたんです。
「自分で作り上げたものが灰になる気分」は多分、女性にとって「比較的どうでも良かった」でしょう。
重要なのは作品が愛せる形かどうかであり、書き直し原稿を焼かれた事は、主人公の死を知った瞬間に逆戻りしただけです。
ところが作者にはその発想がありません、女性に脅されても、作品が無学なファンに汚される危機感より、自分で作ったものが壊れる感触の方が強かったんです。
狂人からの脱出劇としては作者はヒーロー役ですが、クリエイター像としては最悪だと思います。
本件は聞き及ぶ限りですが、製作者曰く「キャラクターはスキャンダルを起こさない」はずがキャラクターが男性関係を臭わせるそうです。
単純にライバルとして男性キャラクターが出てくるのとは、他人事として見ている私からも、一線を画す所があるのではと思います。
他にも色々耳に届きますが、恐らく今回署名活動に出ているファンは恐怖物の女性のような気分でしょう。
そんな彼らと女性を私はファンと別物とは思えません。
その行動が結果的に作品にマイナスでも、作品を汚そうとしたり別の何かの生贄にしようとしたわけではないからです。
行動のマズさの批判と思想のマズさの批判は別にしなければいけません、女性が怖いのかは前者で、女性がファンかどうかは後者です。
繰り返しますが、ファンそれぞれで愛せる形が違う事は当然です、このテコ入れを受け入れられるファンを否定はしません。
しかし同じだけ、署名に応じたり既に見切りをつけた分のファンにとって受け入れ難い重大なテコ入れだったとも、
本件の現象に対しそれだけは理解するべきだと思います。
- 2010/10/18(月) 12:12:07 |
- URL |
- c #fBweyL1.
- [ 編集]
プレイ出来るようになったキャラは三人じゃなく二人なんですけど、
無印やったことないんですか?
- 2011/05/03(火) 22:38:47 |
- URL |
- #-
- [ 編集]